【幼稚園児が119番通報】
5歳のタイラー・ロフトンは、お父さんが梯子から落ち、気を失い、血を流して床に倒れたとき、どうすればいいのか知っていた。119番通報したのである。マサチューセッツ州に住むタイラーは、3歳のときに両親から番号を教えてもらったと言う。
警察官であるタイラーの父親は、屋根裏部屋で修理をしていた。板の反り返りを直そうとしている時にボルトが折れ、板が顔を直撃したのである。
「僕は下の部屋でテレビを見ていたんだ」とタイラーは言う。上の部屋で何が起きているのか知らなかったが、物音を聞いてお父さんの所に駆けつけたのだ。そして、即座に救急車を呼んだのだ。
「119番です。どうしましたか?」
「お父さんが屋根裏から落ちで、顔と手から血が出ています。早く来てください」タイラーはこう言った。
「3歳か、3歳半辺りのときに、救急車の呼び方、何を言えばいいのか、名前を告げることを教えていたんです」とロフトンさんは言う。
警察官のリチャード・ピアースはタイラーの冷静さに驚いたと言う。
「聞かれたこと全部にちゃんと答えただけでなく、救急車が到着するまで、泣いている2歳の弟をなだめ、そして救急救命士が到着した時には、ちゃんと鍵も開けてくれたんですよ」
「119番には沢山電話がかかってきますが、大抵の人は興奮しており、何が起きたのかこちらが把握するまでにしばらく時間がかかるものなんです」
ロフトンさんは無事に病院に運ばれ、現在回復中である。
2009年03月16日 22:42
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